お知らせ
2022/04/27
倉敷歯科医師会50周年記念講演 開催について
(一社)倉敷歯科医師会法人設立50周年記念事業
~半世紀を超えてまた一歩~
磯田道史講演会in倉敷
「岡山県から近代歯科医が生まれた」
講師:磯田道史(国際日本文化研究センター教授)
日時:令和4年7月18日(月・祝日)14時~16時 13時30分開場
場所:倉敷芸文館ホール
参加費:無料
定員:800名
会場参加とZoom を用いたハイブリッド形式、
新型コロナ感染症の蔓延状況によってはオンライン形式のみになります。
申込方法:お電話 倉敷歯科医師会 086-422-2122
・・・・・または、倉敷歯科医師会ホームページから
○講演要旨
岡山県は近代的な歯科医、とくに、その教育システムを生む人材を送り出し、
早くから近代歯科医が活躍した地である。
1868年正月、鳥羽伏見の戦いをうけて、岡山藩は京都方面に緊急派兵をす
る。ところがこの岡山藩の隊列は開港場の神戸まで来て、酒に酔ったフランス
兵に銃を向けられて発砲。フランス兵にアメリカ海兵隊が加勢したため、岡山
藩は海兵隊と一時交戦状態におちいった。岡山藩兵は海兵隊との戦闘でアメリ
カの強さを思い知った。この藩兵のなかに一人の秀才がいた。高山紀齋である。
彼は岡山藩上層部の意向もあって、英語を学んだのち、アメリカの政治軍事を
学ぶため、1872年、サンフランシスコに渡った。ところが、高山は甘党。砂糖
の入ったお菓子を食べたのか虫歯になった。幸い、ヴァンデンボルグという歯
科の名医の治療を受けられ、アメリカの近代歯科治療に驚き、この技術を日本
に持ち帰ろうと思いつく。帰国後、高山は開業。近代歯科治療で得た収入で、
高山歯科医学院を設立。現在の東京歯科大学につながるこの学校に、活計の道
を探す岡山県の士族が続々と入学し、卒業後、岡山や会津で開業する。
歯科先進県・岡山のはじまりであった。
参加申込は下記QRコードにてお願いいたします。